2012年4月7日土曜日

「愛」という名のengine

忙しい1週間だった。
帰宅早々、着替えずに床にひっくり返ったり、
気がつくと携帯を握ったまま床で寝ていたり。

だけど、自分なりに良く頑張ったと思っている。
仕事で、そういう気持ちを味わえる瞬間は、気持ちがいい。
そういう気分になることがあまりなかった分、すごく貴重だった。

若干の疲労が残っても。


4月5日(木)
新入社員研修の一環で、高卒約30名を引率し、県外の試験場や
別の工場へ。男子30人以上をひとりで束ねるのは容易ではない・・・。

観光バスに乗せ、スケジュール通りに連れてゆくこと。
移動時間も勤務時間なので、いろいろ学ばせること。
出先でお願いする担当者に会えることも、私には大事。

最初の試験場では、電話とメールでだけ知っていた方とやっと会えたし。
普段は走れない、車両のテストコースを走行。
ものすごい傾斜を観光バスで走ってもらって、すごく楽しかった。
車両開発なんて、私の人生には出てこなかった世界。

別の工場は鋳物工場で、砂っぽい構内を見学。大変なところ。
真っ赤に溶けた鉄を流し込むところを見せてもらい、
部品はこうやってできているのだと、教えてもらって。
いつも製品をつくる工場にいるので、その前段階を知ることも
とても大事だと思った。もうひとつの現場だしね。

それぞれの場所で、それぞれ働く人をみて、自分の立ち位置を
考えたりと、実のある時間になりました。

移動のバスの中では、英語のプリントを用意しておいて、
練習させたり、工場見学の感想や理解度をはかったり・・・
今の会社の環境のこと(外国人が多いこととか)
と私の浅い知識の中で、それなりに頑張ったつもり。

いろいろ話をした帰り道、
『会社はお金をもらって、勉強できるところ。自分を成長させることが
できる場所。だから、こうなりたい姿を描いて、がんばってね。
そして、どんな部署にいっても、自分の仕事の先に、うちのトラックを
使ってくれているお客さんがいることを、いつも忘れないで。』と
話をしたときに、いくつかキラキラした目が見えて、ほっとした。

自分の伝えたいと思っていたこと。
この人なら、こんなことを伝えたいのではないか、と思ったこと。
そんなことを、それなりに話してみた。
その思いが少しでも、彼らの心に残ったら、それでいい。と。

頑張った一日をすこし褒めてもらえたから、ご褒美のタオル。
それは、かわいいトラックの模様。

人間は「愛」があると、満たされる。
前を向けるような気になる。
とても、とても大事なこと。
暮らしにも、仕事にも。人へも、自分へも。

それを思い出した1日を忘れないように。

2 件のコメント:

naoya さんのコメント...

仕事大変そうだけれど、充実してるみたいだね。
もちろん労働の対価として賃金をもらうために
働いているとはいえ、
やっぱり何かしら誰かの役に立っているとか
興味がもてると取り組み方も
全然違ってくるよね。

Chicaは「あねご肌」だから引率するのって
得意そうだね。
Chicaがこれまでの人生で感じたことを
少しでも新入社員のみんなに届くといいね。

CHIKA さんのコメント...

>naoya
仕事中心とはいえ、学ぶことも多く、
いまは充実してますねぇ。

やりがい、とか、自分のやってることに対して反響があることは、大事だね。

紆余曲折・挫折もあった私の人生を、
若い子に話して、それでもだいじょぶ、と
思ってほしい。

いつも前向きでいてほしいと願ってます!