2010年2月6日土曜日

読書の効能


ちょっと前から
生活習慣のひとつに加わりつつある
「読書」

もう20年ぶりくらいです。
毎日、本読むなんて。
新聞は2誌読んでるけど、
本とは似て非なるもの。


今年に入ってから
こつこつ読んでいたのはこれでした。
渡辺謙の主演で映画化されていた「沈まぬ太陽」
山崎豊子の作品です。

単行本5冊の長さもさることながら、
漢字や、出てくる日本語がなかなかの高レベル。
たまに意味が分からず辞書をひいていました。
登場人物も増えてくるので戻って確かめたり・・・。
(しかも名前が珍しいので覚えづらい。)

めでたく読み終えた私に巡ってきたのは「最後まで読んだ達成感」
だいたい中途半端にしてしまうことが多いので。
ま、それは、ともかくとして。

ストーリーは半国営の航空会社を題材にしたもの。
最近のJALの経営顛末を予測していたかのような展開で
ただただその鋭い観点に驚くばかり。
(ちなみに出版は約10年前の平成11年)
非常に深くよく調べぬかれた濃厚なお話で、とても印象に残りました。

あとがきを読んで知ったのですが
どうも実話に基づく部分が非常に多いよう。
大企業の裏で辛酸をなめた人々の気持ちを思うと
複雑な気持ちにもなりました。
同時に裏側の汚い部分を垣間見て、
怒りに似た気持ちを持ったのもまた事実。
心動かされる作品、ってことなのでしょうか。

さぁ、次は何を読もう。

5 件のコメント:

kokoro さんのコメント...

私もちょうど映画化で気になってた作品!
結局映画は観てないんだけど、面白そうだね。
本読んでみようっと。
通勤時間っていい読書時間になったりするよね?
都内通勤お互い頑張りましょ。

naoya さんのコメント...

僕は先に、本を読んで、映画を観たよ。
山崎豊子は本当によく研究してるなあ。って思うよね。

僕も日本では滅多に本読まなくて、リゾートにごっそりスーツケースに詰め込んで、一気にばーん。って読むんだけれど、リゾートで読むにはテーマが重過ぎました。

確かに山崎豊子の語彙って難しいよね。
「ぽつねん」とか初めて知ったもん。

話はそれるけれど、ほんとJALにはがんばってほしいなあ。国と役人にいいように使われてこんな形で最後を迎えるなんて、そっちのほうがよっぽど憤慨しちゃうよ。

CHIKA さんのコメント...

>kokoroさま
おもしろいからお勧め!
読み始めたら最後まで読みたくなるよ。
都内通勤を楽しくする情報
お待ちしてます。


>naoyaさま
私はこれからDVDをみるよ。
映画終わっちゃったしね。
渡辺謙適役~!

山﨑豊子はリゾート向きかはあやしいとこ
ですが、静かな環境じゃないと
集中できないからいいかもしれないね。

私もJALカード保持者でJALファンなので
なんとか頑張って欲しいよ。
いち民間企業として再生してほしいね。

あずきなこ母 さんのコメント...

こんにちは。
わたしも何年か前に読みました。
『沈まぬ太陽』。
山崎氏の本は他にも 
『不毛地帯』や『華麗なる一族』等々
読んだよ。
好きかどうかは別として、全然知らない
日本の近代史への足がかりとして読んでいます。

ドラマや映画から原作に入る、という
パターン。私のゴールデンパターンです。
っていうかそればっかり(笑)。

宮尾登美子の『櫂』『蔵』。
松本清張の『黒革の手帖』『わるいやつら』。
三浦綾子の『氷点』などなど。
読書のきっかけにもなるメディアって
すごいね!

CHIKA さんのコメント...

>あずきなこ母さま
すごいね~いっぱい読んでるね。
私も今から後を追います~。

私は本からいったり、映画から入ったり。
いろいろ。
でも映像きっかけは多いね。
メディアの力はへたな宣伝より強し。

読書して、あたらしい語彙を知ることが
まだあるのだと気がついて勉強になります。
歴史も近代史は重要だよね。

学生時代に縄文時代を繰り返しやってたのが
あほらしく見えてきます(笑)
もういいじゃん!ね~。