今日は思い切って老舗旅館の中にある料理処を予約。
ホテルからはタクシーを使ったのですが、
運転手のおじさんが、はるばる旅行に来たのに雨に遭った私達に
御親切に宍道湖沿いの観光スポットを廻ってくれました。
「メーター止めちゃうね。」って。優しいですね。
地元の人の優しさに出会えるのも旅の醍醐味。
どうもありがとうございました。
宿泊者リストには創業から現在にかけて、名立たる文豪の名前が。
与謝野晶子、与謝野鉄幹、川端康成の名前もありました。
そんな旅館に併設されているお食事処「庭園茶寮みな美」
綺麗な庭を眺められる和室に通されて、
着物姿の仲居さんがやさしくもてなしてくれます。
今日の夕食は懐石料理「千鳥」のコースを注文。
私、本格的な懐石料理は初めてかも。
新しいことが始まるときってわくわくします。
「大人の女性」の気分、高まる。
菜の花とおひたし・からし和え
じゅんさいの酢の物
あなごの卵焼き
タコの煮物
貝の煮込み
食前酒に島根県産のシャルドネを1杯
食材のバリエーション、調理方法、味付け、
どれをとっても「品」があります。
これから先が楽しみになる
スタートの一皿。
まぐろ・鯛・スズキのたたき(おそらく)
すごく新鮮でおいしい!に尽きました。
口の中でやわらかに溶けるおいしさ。
この前に
「小鍋仕立ての蛤と筍の玉子とじ」
というのがあったのですが、撮り忘れ。
筍の風味が抜群の春の味。
うすい豆茶碗
鰆のふきのとうの頭田楽
赤貝ととり貝生姜酢
特筆すべきは手前の茶碗蒸し。
豆の風味が広がる
薄緑の新しい美味しさは感動でした。
百合根饅頭
百合根をつぶし、丸めたものを揚げて
あんかけをかけたもの。生麩でかわいく。
ほくほくして、いくらでも食べれます。
優しい甘みは知らなかった味!
鱸(スズキ)えごまサラダ
スズキの唐揚げに
彩り豊かな野菜を添えられてます。
えごまを入れたさっぱりとした
ドレッシングでいただきます。
もちろん、おいしいに決まってる。
不昧公好み 皆美家伝 鯛めし
鯛めしというと一緒に炊き込んだものを
思い出すのですが、ここは違います。
丁寧に裏ごしされた、玉子の白身と黄身、
鯛のそぼろが綺麗にお皿に盛り付け。
薬味の大根おろし、ねぎ、
ワサビと海苔も添えて。
皆美・秘伝の出汁をかけていただきます。
「お上品」以外の何でもない、
上品な風味のだしにびっくり。
ワサビが大人味に引き締めて
サラサラおなかに入ってしまう。
結局合計3杯弱、完食。
苺のシャーベット
食事の締めは
さっぱりとした甘さのシャーベット。
手作りなのか、
苺の風味と食感が感じられて
最後までおいしくいただけました。
時計を見たら2時間たってました。
贅沢ってこういうこと。
私達の座敷から眺められた庭。
雨の庭園もまた風情があってよろし。
「趣」と「静」のブレンドにためいき。
大人にだけ許された時間って感じがします。
教育の行きとどいた品のある従業員は「もてなしの心」抜群。
贅沢な時間を演出してくれます。
出雲旅には是非、加えてほしいお食事処です。
庭園茶寮みな美
http://www.minami-g.co.jp/minamikan/toki/index.html
2 件のコメント:
すごい壮観だね。
景色も含めて上品なご飯だったんだね。
いいね。こういうの。
食べ過ぎずに済むでしょ?
こういう洗練された時間を過ごして、豊かな大人になりたいな。
最近は飲み会続きで違う意味で豊かな体系になってます(涙)
>naoya
いいよ~
出雲。
おすすめ。
今度は四国行きたいんです。
2時間かけてたべるとすごい満腹だよ。
(量もけっこうあるかも!)
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